「食べたね〜」 『あんたも。グェップ。』 「何日も食ってないんだろ?」 『あ〜、10日。』 うわ… 「たいへんだな。」 『あぁ…』 「お、シオンからだ。帰ろって。」 『うぅ、わかった…』 「あ。フェリスとかにおみやげ。芋団子。」 『お…重っ!!でも、まあ、フ…

「すまんな。」 『いや…』 「たしか、団子好きだったよね。」 『あ、ああ。』 「《芋団子》って知ってる?」 『ん?』 「北海道でよく作られているんだが…」 『むん。』 「じゃがいもで作るんだ。」 『ほう。』 「で、食べない?」 『もち！実は腹減ってたんだ…

『てか、冗談なのか?』 「聞きたいか?」 『……やめとく。』 「うむ。」 『そういや、フェリスは?』 「……そのことは言うな。」 『わ、わかった。』 「さて、いまライナさんはローランドにいるんですが、仕事の調子はいかがですか?」 『あ〜、まあ、本当ならう…

「えー、またゲストを呼ぶことにしました…」 グウグウ。 「…って、なぁに寝てるんじゃー!!」 ひっくり返される布団。 『…んあ?』 「『んあ?』じゃねー!!ほら、時間だ!!早く起きれ!!」 『こっちはシオンにこっぴどく働かされているんだ、寝かせてくれ…』 グウ…