年末だからこそ(いや、むしろ天皇誕生日を過ぎてすぐだからこそ、と言うべきか?)こんな話。

天皇を あがめてみせるのは ひきょーだ。だって、天皇制っていうのは ドレイ制度じゃないか。天皇制の主体は、いったい どこにあるのだ。 - hituziのブログじゃがー
分裂した「われわれ」の戦争責任、あるいは天皇制廃止論 - 過ぎ去ろうとしない過去
http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20081226/1230245563
上品ぶるな。天皇制を ぶっこわせ。 - hituziのブログじゃがー
http://www.yhlee.org/diary/?date=19991215#p01
なんでそうテンション高いのかなぁ^^;
日本国憲法第1条 - Wikipedia

天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

まぁつまり天皇≠「国民」だよね。それには同意。(Wikipediaに書いてある判例にも「天皇には民事裁判権が及ばない」ってあるしね。)
でも、あまりに文化的背景をないがしろにしてないかな?
例えば男女同権だからって巫女さんに男も、とかありえないよね?
元々天皇*1を前提にしている日本の文化総崩れでもいいのかな?
西洋だと「神の元の平等」があるよね?日本だとその「神」にあたるのが天皇だと思う。
逆に言うと「神」の存在しないところに何を担保に平等を得るのだろう?
ぶっちゃけた話天皇が人身御供なのはたしかだ。
だが貴方もそれを担保に自由を得ているのではないだろうか?
多分ここら辺のお話→皇室は重要無形文化財 - むにゅう!の平和大好き! はてな基地

祝日、労働を休めるのは天皇のおかげです。うそこけ馬鹿野郎。私はそんなの意識したこともないし影響も関係もないよ、というのは嘘だ。影響も関係も大ありだ。ていうかまさに意識しないことで殺されているのが、それに吐き気を催す私であり、誰かなのだ。

うん、常に意識することは大事だと思う。それでどう考えるのかも自由だ。
だけど、また巡ってしまうのがその自由は何を担保にしているのか、ということだ。
その自由をどうやって手放す?
例えば死ねばその自由は消え去る。
もっとも死ぬ前の”行為”もまた保証されている*2というでんぐり返り。
どうするか?と言う解決方法が提示されていない以上、考えるに天皇制、というのはベターな方法だと思う。

ヨーロッパと違う原理、「天皇制」を持ち出して独自のいびつな近代化を開始した。

違うよ、全然違うよ?(はいはいネタネタ
↑であったように神の代わりにしただけで中身は同じだ。
見えない物じゃなく見える物、という違いはあるけどそれだけ。


私としては言い方悪いかもしれないが天皇制というものは
食事の際、必ず「いのち」を奪うことと同じだと思っている。
つまり、「やむをえない、だからそれに敬意を」ということだ。
あ、あと神は見えないからそれを担保にした「自由」は不安でしょうがないが、天皇なら見えるぶん安心できる、ってのもあるかも。
だからといって天皇制大賛成、というほどではないけどね。
いつか天皇制が消え去る(まぁ、じゃないかなと思ってる)ときのためにその後を考えるほうが建設的じゃないかな、と思うけど。


そもそもこうやって話せるのに、天皇制ってタブーなんだろうか、とか思うけど。ね。

*1:まぁこの言い方も微妙だがわかりやすいので

*2:これもまた自由だよね?